今回は「羨ましい」という感情について書いてみます。
私もよくありますが、羨ましさを感じることって、よくあるものです。
Beコンでは自分の感情の動きに気を付けていることが大切ですが、自分の心の動きを見ていると小さな羨ましさ、妬みのような感情に気が付くことがあります。
「ああ、いいな～」程度のものもあるし「あれはおかしい」と羨ましすぎて非難したくなることもよくあります。
ある人をどうしても否定したくなった時に自分の心の中を観察すると、嫉妬を感じているためだと気付くこともあります。
羨ましいけど自分には無理だと思えると、羨ましすぎて非難したくなることがありますが、そんな時、あまり内省的でない人なら相手が、これこれこうだからおかしいのだと自分なりの判断のレッテルを張り付けて、それ以上深くは考えないのでしょうが、自分の思いを観察するタイプの人だと、あいつを非難しているけど、この非難は羨ましさからきているな、本当は羨ましくて仕方がないんだよな等と深く探求するが故の自己嫌悪を感じたりします。
こんな時、自分に対してマイナスなイメージを持つかもしれませんが、自分に対して感じる嫌悪感のようなものは全てヤマアラシ（※）です、つまずき石にもなれば踏み石にもなります。
自分の心の動きに気を付けることは、M２１（※）に向けて絶対に必要なことで、そうした小さな自己嫌悪もM２１行のバスで立ち寄る停留所の一つなので完璧でいようとする気持ちにとらわれないでください。
羨ましさはBeコン的にポジティブに活用できます。
※ ヤマアラシ M２１ などの意味の説明は上の言葉の説明を見てください。
羨ましさをポジティブに活用する
羨ましさは案外ポジティブです。
というのは、羨ましく感じる相手の輝きは、ほんらい自分の中にある輝きを他人に見ているにすぎないからです。
羨ましいな、いいなと感じるその輝きは、他の人のものではなく自分の中にある輝きなのです、このことを知っておいてください。
少し例え話をします。
クラス会に行ったとして同級生が飛ぶ鳥を落とす勢いの有名な会社にいて良い地位に出世していました、高級な持ち物、行ったことのあるレストランなど自慢げに話しているように見えます、周りを囲む女性達は「え～すごい」「それ高いんでしょ～」「今度、そういうレストラン連れて行ってよ」などと言い、その男は得意げに見えます。
そばで見ている自分としては面白くありません「ちぇ、金があればいいのか」「あの会社ブラック企業だぞ」「女性にちやほやされてうれしいか、もう少し中身のある人間になれ」みたいに思えたりします。
このとき、その同級生の中に自分の欲しているものを見ているはずです。
その欲するものは、あなたの中にあるものです、無いものは欲することができません、これは宇宙の法則です、自分の中で漠然と欲しているものが具体的な現象のものとなって目の前に表れているのです、ですから、その輝きを自分のものとしてイメージすることもできます。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、羨ましさを感じるその状況は、Beコンのための具体的なイメージとして活用することもできるということで、そこに見ているのは自分の輝きで、自分がそれを欲していると正直に認めればそれを創造する具体的なモデルとして活用できるということです。
反対に、ひんが悪い、金があればいいのか、自慢する奴はダメだ、等々と否定していたら、その輝きは自分にやってこないことになります。
当然です、自分で否定したのですから。
もう少し説明します。
これは実際にそうなのですがあなたの周りには多くのサポートする存在がいます、そうした存在があなたの深い思いを察してそうした同級生の姿を目の当たりにする機会を提供しているのだと思ったらどうでしょう。
素直になれば、自分も飛ぶ鳥を落とすような仕事がしたい、女性からちやほやされたい、のような思いが自分にある、しかし、そのイメージが目の前にあると反射的に否定してしまう、どうでしょうクラス会の一件は課題をとても上手に示唆していると思えませんか。
あなたの欲しい現実のイメージはこんなことですか、もし、それが望みなら否定する自分を変えて素直になってくださいと、そんなことを気付かせる、かなり完璧な出来事だと思えませんか。
「あいつはダメだ」「ひんが悪い」などと思って、せっかくの輝きを否定してしまったり、そんな言葉をくちにしていたらもったいないですし、ましてやその思考パターンを口癖にしてしまったら・・・ね。
素直になって、出来事を上手に活用しましょう、クラス会の一件であれば、同級生をはなもちならないと否定しないで、その輝いていると感じる部分に自分をあてはめてみることです、欲しいもののイメージが具現化して目の前に現れたせっかくの機会ですから、同級生の立場に自分をおいてその状況を味わい尽くしてください。
羨ましいからくる否定を素直に観察して、その方がより自分らいと感じれば、そうした反射的な思考パターンを訂正してください、この一件だけでなくこうした反射的なパターンの訂正はいたるところで必要だと思います。
こんなことを意識できたら、嫉妬を感じたときは、ある意味チャンスです、嫉妬から否定につながるような考え方ではもったいないと思えてきませんか。
以上
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